| 2026年04月02日 |
| 三井化、肝臓の働き再現 胆汁排泄デバイス開発 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は1日、東京大学、名古屋市立大学、金沢大学との共同研究により、体外で培養した肝細胞が、生体の肝臓と同様に胆汁を連続して排泄できる世界初の新規デバイスを開発しと発表した。本デバイスによる肝細胞培養には三井化学の酸素透過性細胞培養プレート「InnoCell」が使用されている。同デバイスを使用することで、肝細胞へ負荷を与えることなく胆汁を効率的に回収し、その成分を高精度に評価することが可能となる。 肝臓は、薬物代謝や有害物質の排泄を担う重要な臓器で、「胆汁の生成・排泄」はその機能の一つ。だが、従来の 体外の評価系では、細胞への負荷や、胆汁が細胞のすき間(毛細胆管)に滞留しやすい構造的な制約により、生体と同様に胆汁が流れ続ける環境を再現することが困難だった。そのため、胆汁排泄物を十分に回収できず、長時間にわたる胆汁代謝の評価には大きな課題があった。 今回開発した新規デバイスでは、肝細胞が生体と同じように胆汁を継続的に排泄できる微細流路構造を実現した。これにより、細胞への負担を抑えながら、胆汁排泄物を従来比13.7倍という高濃度で効率的に回収することに成功した。さらに、この環境を長期間安定して維持できるため、胆汁代謝の時間依存的な変化を正確に捉えることが可能になった。 同デバイスは、現在社会課題となっている 肝毒性評価、薬物相互作用の予測、肝疾患メカニズムの解明など、肝臓研究の高度化に大きく貢献することが期待される。 三井化学、世界初となる肝臓の働きを再現した胆汁連続排泄型デバイスを共同開発 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1775021017.pdf Mitsui Chemicals, Inc., Jointly Develops World's First Continuous Bile Excretion Device ・・・ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1775021017.pdf |