1999年10月01日
グランドポリマー、発泡特性に優れた押出成形用PP開発
電子レンジ対応食品容器や大型ブロー成形品などに展開可能
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

 グランドポリマーは30日、発泡特性が極めて良好な押出成形用ポリプロピレン(PP)「グランドポリプロV-PP」(商品名)を開発した、と発表した。この結果、従来のPPでは困難だった発泡シート分野への展開が可能となった。
 V-PPは、グランドポリマーの触媒技術、重合プロセス技術により、分子構造を制御した超高結晶性の新規PPで、〓高メルトテンション、〓高剛性、高断熱性、〓リサイクル性といった、3つの大きな特長を有している。〓については、従来の2倍以上のメルトテンションを有するため、発泡シート成形時のガス保持率が高く、かつ微細な発泡セルを形成可能、従来のPPでは得られない高発泡倍率で、かつ表面概観が良好な発泡シートの設計が可能、生産された発泡シートは真空成形性が良く、加熱時のドローダウン性、深絞り性でポリスチレン系樹脂に近い性能を有する。このほか〓については、非架橋タイプのため、繰り返し使用してもメルトテンションの低下がほとんどなく、リサイクル使用が可能となっている。
 こうした特長を活かしV-PPは、耐熱性や剛性、断熱性が要求される電子レンジ対応の食品発泡容器分野や、高メルトテンションおよび優れたドローダウン性により、従来のPPでは不可能であった大型真空・圧空成形品、大型ブロー成形品分野などへの展開が可能。同社は、今回の押出成形用高メルトテンションタイプを皮切りに、射出成形用超高剛性タイプの開発を進めている。なおV-PPの市場開発に当たり、ユーザーとの秘密保持契約を締結、推進する予定。