1999年09月29日
第25回極東プラ懇開く、森会長「協力して問題解決を」
環境・安全・リサイクルなど多い共通課題
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:住友化学、日本プラスチック工業連盟

 日・韓・台のプラスチック業界代表が一堂に集まり、共通の問題について意見交換する、第25回極東プラスチック業界懇談会は29日、東京・大手町の経団連会館に各国代表約60人が出席して開いた。各国代表メンバーの紹介のあと、主催者である日本プラスチック工業連盟の森英雄会長(住友化学会長)が挨拶。同会長はまず、台湾の代表に地震被災者へのお見舞いを述べたあと、同会議の開催が25回目を迎え「この間に業界は飛躍的な成長をとげ、世界市場の中でも比重が高まっている」との点を強調。また、当面の課題として、環境問題、安全性、リサイクルなどへの取り組みが重要であるとし、「いまや循環型経済社会の構築が不可欠だ。ともに力を合わせて問題を解決し、業界の発展を目ざしていかないといけない」と述べ、大きな拍手を浴びた。
 会議は引き続き各国代表による現状報告に入った。午後には総合討議が予定されている。