1999年09月21日
韓国SK、東部韓農化学とのSMトーリングは月8,000トン
東部韓農化学のPSは100%稼動/EPSは50%稼動
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 韓国のSKコーポレーションは、休止設備を再稼動させた東部韓農化学との間で、7月からスチレンモノマー(SM)のトーリングを開始した。トーリング量は月8,000トンで、SKは原料のエチレン、ベンゼンを東部韓農化学に供給している。
 東部韓農化学は、蔚山に_1(年産11万トン)、_2(同10万トン)の計21万トンのSM生産設備を有しているが、アジア域内の新増設ラッシュと市況の下落から業績が悪化したため1998年2月に_1系列を休止した。その後1998年中に資産売却や事業部門の整理など大幅なリストラ策を実施し、業績が改善した。このため1999年に入り、_1の再稼動を検討していた中でSKとのトーリング契約が浮上、交渉の結果、7月中旬から設備を再稼動させ、トーリングを開始した。SKは、すでに東部韓農化学に対しエチレンを供給してきたが、今回トーリングと同時にベンゼンの供給契約も締結した。
 なお東部韓農化学は、誘導品として年産9万トンのポリスチレン(PS)および4万5,000トンの発泡ポリスチレンビーズ(EPS)設備を有しており、これらへの自消を除き、ほぼ全量をスポットで販売している。韓国は今春以降、急速に経済が回復、家電や自動車など個人消費が拡大しているため、同社のPS設備はフル稼働となっているものの、一方で民間の設備投資の回復が遅れているため、EPS設備は50%程度の稼動にとどまっている。