| 1999年09月14日 |
| アジアのエチレン市況急上昇、700ドル越えも |
| Y2K問題など誘導品取引活発化、タイト感強まる |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
需給タイト感を背景として市況上昇が続いているアジアのエチレン市況だが、先週に入ってFOBトン・日本、韓国が600ドルに、CFRトン台湾向けも650ドルへ上昇しており、依然と続くタイト感から700ドルを越す公算が強まっている。このまま700ドルを越すことになると1997年の6月以来の高値となる。 アジアのエチレン市況は、アジア各国でのPE(ポリエチレン)、EG(エチレングリコール)、SM(スチレンモノマー)を中心とした誘導品需要の回復、原料ナフサの高騰によって春先以降上昇が続いていたが、9月に入ってからは中国を中心に誘導品の引き合いが活発化、急激にタイト感が強まっている。とくにPEでは、Y2K(2000年)問題への懸念から、年末の取引を避ける動きが強まっているとされており、多くのユーザーが在庫積み増しに動いている。こうした状況により、エチレン価格もスポットを中心に急上昇、1ヶ月間で150~200ドル上昇したことになる。 また、欧米の需要も依然として好調なこともあり、これら地域からのアジア市場への玉流入の減少、中東メーカーからの供給減少もあってタイト感に一段と拍車がかかっており、しばらくは強含みの展開が続くものとの見方が支配的だ。 一方、プロピレンもCFR台湾が500ドルを越える水準となっており、業界筋では600ドルを巡っての展開になると見ている。 |