1999年08月30日
通産省、バイオ産業支援へ大型予算
来年度355億円,特別枠組み倍増要求
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 通産省の来年度予算概算要求が確定したが、基礎産業局関係では、バイオ関連施策に関する要求額が全体で355億円と、前年度予算(173億円)の2倍以上となり、新規成長産業として積極的に支援していく姿勢を裏付けたかたちとなった。
 バイオ産業に対しては、すでに国としても「新規・成長15分野」の1つにあげ、科学技術、厚生、農水など5省庁間でも国の基本戦略として、産業化を加速させるための基盤整備や技術開発の推進などに積極的に取り組んでいくことを確認している。通産省もこれに対応し、重点的に予算配分した。同省生物化学産業課では「技術開発分野ではわが国の得意分野を伸ばしていくことで国際競争力が確保できるよう配慮した」としている。
 355億円の内訳は、ミレニアムプロジェクト関係に173億円(うち5省庁連携分145億円)、一般会計・特別会計等182億円。主なものでは、〓ヒト・微生物等のゲノムの解明・解析=90億円(特別枠)〓バイオインフォマティクス技術開発=30億円(特別枠)〓生物遺伝情報等の実用化の推進=25億円(特別枠)〓バイオテクノロジーを活用した環境関連技術の研究開発(生態系情報機能応用による高感度検出計測技術の開発)=5億円(特別枠)〓同(エネルギー使用合理化生物触媒等技術開発)=2億5000万円。
 また、ゲノムの解明・解析予算90億円の内訳は、ヒト完全長cDNA解析に43億円、SNP構想(ヒトゲノム多様性解析)に34億円、微生物ゲノムの解析に13億円となっている。