2000年08月07日
三菱エンプラ、9月21日からPBTで30円値上げ
原料価格高騰で採算が悪化
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:BASF、三菱エンジニアリングプラスチックス

 三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)は、原料1,4ブタンジオールおよびDMT(ジメチルテレフタレート)の値上がりにともない、9月21日出荷分からPBT(ポリブチレンテレフタレート)をキログラム当たり30円値上げすることを決め、ユーザーとの交渉を開始する。
 値上げの理由について同社は、原料の1,4ブタンジオールおよびDMTの価格上昇により、生産コストが拡大、採算が悪化していることを挙げている。特に1,4ブタンジオールは、今春韓国で稼動したばかりのBASFの設備がトラブルにより一時停止していたこともあって、急騰している。
 こうしたことから値上げを実施するもので、価格修正により採算の改善を図る考え。