2002年05月16日
サンアロマーも6月1日からPPを値上げ
東西両地区でディーラーに説明
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:サンアロマー

 サンアロマーは13日に東京で、また15日には大阪でPP(ポリプロピレン)の販売ディーラー各社に対して同樹脂の価格修正の計画を説明し、協力を求めた。説明の内容は、6月1日出荷分から1キログラム当たり15円引き上げるというもの。
 
 値上げの理由については、出発原料ナフサ価格の最近の高騰によって収支バランスが一段と悪化しつつある点を挙げている。需要家各社に対してもただちに説明と説得を開始することになると見られる。
 ポリオレフィンメーカーの間では、最近のナフサの高騰に伴う価格修正の表明が相次いでいる。需要家の多くはその背景については理解を示している。ただし、加工製品の価格レベルが低いので、従来から“ナフサスライド制”を容認しているユーザーを除くと、完全な同意が得られるまでには多少の時間がかかりそう。