2000年08月03日 |
バイエル、メキシコのGrupo IMSAとPCシート合弁 |
グループPCシート事業強化策の一環として中米の事業拡大 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:DSM、バイエル |
バイエルは現地時間の2日、メキシコのGrupo IMSAとの間で、PC(ポリカーボネート)シートの製造販売会社を設立することで合意した、と発表した。新会社の名称は、バイエル-IMSA S.A.de C.V.で、両社が折半出資する。 バイエルは、新会社に対し同社のPCのブランド名マクロロンと、マルチウォールおよびソリッドのPCシート生産に関する技術を提供、一方Grupo IMSAは、ガラス繊維強化のポリエステルシートのトップメーカーという地位を活かし、メキシコ国内および工業分野におけるマーケティングや供給ノウハウを提供する。 メキシコにおけるPCシートの需要は、年率15%を上回る勢いで成長している。バイエルのFabricated Products Business UnitトップのKarl-Heinz Wiebusch氏は、「Grupo IMSAは、この成長著しい市場において、我々が事業を拡大するうえで、最も理想的なパートナーである」と語った。 なおバイエルは、グローバルレベルでPCシート事業の拡大を進めており、昨年にはオーストラリアのシートメーカーであるLaserlite社、ベルギーのAxxis N.V.社、米国のDSM Sheffielid Plasitics社などを買収したほか、今年に入ってもドイツで独ロームと欧州におけるPC、ポリエステルシート事業を統合、マクロフォーム GmbH社をスタートさせている。 |