2000年08月01日
サウジのエタン不足、2002年末まで続く見通し
石化の次の増設は2004年以降となる公算
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 サウジアラビア関係筋やわが国の大手商社ならびに石油化学業界筋によると、サウジアラビアにおけるエタン不足は新しいエタン抽出設備が完成する2002年末まで続く公算が濃厚となってきた。このため、この夏場以降年末までに相次いで稼動を開始するエチレンの大型増設プラント3基の原料はエタン以外のプロパンと軽質NGLとなりそう。このうちのプロパンは、同国の輸出価格の70%に調整される模様。
 こうした原料事情もあって、同国の次期の石油化学プラントの大型投資はエタンの大幅増産が可能となる2004年以降となる見通しだ。その場合は、SABIC(サウジアラビア基礎産業公社)のイニシアチブによって年産80万トン規模のエチレンプラントがジュベールとヤンブーの両地区にそれぞれ1基づつ建設されることになると見られている。