| 2000年07月27日 |
| サウジで石化の新増設工事が相次ぎ完工 |
| YANPETに続きSHARQもL-Lの増強を完了 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:なし |
わが国大手商社や石油化学企業、さらにはサウジアラビア関係筋等によると、サウジアラビアのYANPETはこのほど石油化学第2期計画の工事を完工しエチレンならびに誘導品プラントの試運転に乗り出した。これに続いてSHARQも7月始めにL-LDPEプラントの大幅増強工事を完了してテストランに入っているという。また、KEMYAもエチレンに先駆けてLDPE設備を完成して試運転中の模様。 同国では多くの石油化学企業が軒並み大規模の新増設工事に着手しており、これから年末にかけて順次完工する見通しにある。これらがフル稼動入りすると、中国をはじめとするアジア地域に樹脂や化成品がより大量に流入してくることになりそう。 先行グループの一つのYANPETが今回完成したのは、年産80万トン能力のエチレン装置と、同41万トンのEGプラント、それと同54万トンのHDPE設備。この結果同社の総設備能力は、エチレンが同160万トン、EGが同76万トン、HDPEが同104万トンとなった。立地は全てヤンブー。これに伴いサウジアラビアにおけるエチレンの総設備能力は同424万トンとなった。 これに続くかたちでSHARQが完工したのは、LーLDPEの同30万トンの増強工事。2系列合計同45万トンの装置を手直しで合計同75万トンに拡大したもの。1系列づつ試運転に入っているところという。同社では、続いて8月には同45万トンのEGプラントの増設工事を完工する予定。既存設備を合わせると同135万トンの供給体制となる。いずれも立地はアル・ジュベイル。 また、同社にエチレンを供給するPETROKEMYAは、11月完成を目指して第3期計画の同80万トン能力のエチレンプラントを増設中。完工後の能力は同239万トンとなる。それまでの間、SHARQのプラントは稼働率をエチレンの調達見合いに調整していくことになる。 YANPETとPETROKEMYAに続いては、KEMYAが同じくアル・ジュベイルに同70万トンのエチレンプラントを新設する。これによって、同国のエチレンの総設備能力は同574万トンとなる。一気の拡張となるだけに原料エタンとのバランスが取れず、このため全ての新増設プラントは当面、プロパンと軽質NGL(A-180)を使用していくことになりそう。 |