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2000年07月26日

4~6月期の国産ナフサ価格、2万1,700円に

5・四半期連続の上昇、前年同期比46.6%高

【カテゴリー】：海外 【関連企業・団体】：なし

石油化学用国産ナフサの今年4~6月期の平均価格(輸入ナフサの炉前価格も同じ)は1キロリットル当たり2万1,700円となることが確定した。5・四半期連続の上昇である。1~3月期に比べると1,500円(7.4%)高い。前年同期に比較すると6,900円(46.6%)のアップとなる。これに伴い石油化学企業は収支バランスを一段と圧迫されることになりそう。 　同期の国産ナフサ価格の続騰は、同期の輸入ナフサ価格が引き続き上昇したことによる。大蔵省が26日に集計した6月の輸入通関統計によると、石油化学用ナフサの同月の総輸入数量は268万6,278キロリットル、総輸入金額は519億1,565万2,000円となった。1キロリットル当たりの加重平均価格は1万9,326円となる。前月を474円(2.4%)下回っている。しかし、前年同月に対比すると逆に5,280円(37.6%)高い。 　これに伴う4~6月期の総輸入数量は737万9,732キロリットル、総輸入金額は1,453億4,992万1,000円となった。加重平均単価は1万9,696円であり、この結果、同期の国産ナフサ価格もそれに比例して続騰が確定したわけ。 　わが国の石油化学企業は、前四半期分までのナフサの高騰分を製品価格にまだ転嫁しきれていない。それだけに4~6月期分の続騰は各社に取って大きな圧力となる。このため、製品価格の再修正を打ち出すところがこれから相次ぐと見られる。 http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/price/naphtha>国産ナフサ価格推移(表) http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/price/graph>国産ナフサ価格推移(グラフ) http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/price/graph2>国産ナフサ価格推移1998~(グラフ)

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