2002年02月26日
アジアでBPAの新増設が相次ぎ完工
シンガポール、日本、台湾、タイで計43万トン
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:バイエル、三井化学、三菱化学

 三井化学はこのほどシンガポールのケミカルアイランド内にビスフェノールA(BPA)の第2号機を完成し試運転に入った。来週末に竣工式を開いたあと本格操業に入る。今回完成したプラントの生産能力は年産7万トン。99年10月から稼動している第1号機と合わせると総設備規模は14万トンとなる。
 
 これに続いてアジア地域では3月上・中旬から4月中旬にかけてBPAの新増設工事が相次いで完工する。三菱化学が黒崎工場内10万トンプラントを、南亜が台湾に同じく10万トン設備を、さらにバイエルがタイに16万トン装置をそれぞれ建設する。一気に合計43万トンもの能力増が実現することになる。また秋には、錦湖が韓国で10万トン設備を完成する予定にもある。
 BPAのこうした新増設ラッシュは、アジア地域で相次いで実現しつつあるポリカーボネート樹脂(PC)の設備投資に対応してのもの。アジア地域では、今年4月から来年3月までの間にタイ、シンガポール、台湾、韓国の各国に5~8万トン能力のPCプラントが次々に完成する見通しにある。これらのPCプラントが全て予定通りに高率操業を維持していけば、BPAの需給も引き続き安定した状態で推移していくことになる。