2000年07月14日
世界大手化学企業の電子商取引市場、名称をELEMICAに
新たにエアー・プロダクツとデグサ・ヒュルスが参加し18社へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:BASF、住友化学、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ、デグサ、デュポン、バイエル、三井化学、三菱化学

 世界の大手化学メーカーが参加して進められている化学品オンラインB2B市場の名称が“ELEMICA”に決定した。またこれまでの16社に加え、新たにエアー・プロダクツとデグサ・ヒュルスが参加に同意し18社となり、年末にも取引を開始する。
 この電子商取引市場は、当初5月中旬に大手化学メーカー12社(アトフィナ、BASF、バイエル、BPアモコ、ダウ・ケミカル、デュポン、三井化学、三菱化学、ローディア、ローム&ハ-ス、住友化学工業、バン・ウォータース&ロジャース)が共同で発表、6月にはチバ・スペシャルティ・ケミカルズ(チバSC)、アシュランド・ディストリビューション、ブレンタッグ、ケムセントラル、セラニーズ、シェル・ケミカルズの6社が新たに参加した。
 ELEMICAは、非効率なサプライ・チェーンに積極的に働きかけるとともに、ERP(Enterprise Resource Planning)や基礎化学品、中間原料、機能化学品、ファインケミカル製品を販売するためのサービスとの統合、連携を提案する、力強い電子商取引市場の創造を目指している。またウェブ上に既存のビジネスプロセスを移管することで、グローバルレベルでのサプライヤーとユーザーの関係強化と低コスト化を実現する。対象となる市場規模は8,000億ドルを見込んでいる。
 なおELEMICAは、すでに基本情報を掲載したhttp://www.elemica.com/ target=_blank>ウェブサイトを立ち上げている。