2000年07月10日
ベンゼンとキシレンの下期の内需がマイナス成長に
石化基本問題懇需要研、芳香族でも需要見通しまとむ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 石油化学産業基本問題懇談会需要動向研究会は10日、芳香族3製品についても今年上期の需要実績見込みと下期の需要見通しを明らかにした。
 それによると、上期の内需は、ベンゼンがスチレンモノマーおよびフェノール等の設備の定修・運休の影響で前年同期を3.4%下回る208万3,000トンにとどまったと見込まれている。しかし、トルエンは不均化向けの増加によって、またキシレンはパラキシレンの需要の増加が効いていずれも前年を上回ったとされている。トルエンは5.4%増の79万9,000トン、キシレンは4.4%増の224万5,000トンになったと見られている。
 輸出入バランスは、製品によって増減に大きな違いが生じたと想定されている。ベンゼンは出超量が大幅に増えたが、トルエンは入超量が拡大、そしてキシレンは出超量が若干減ったと見込まれている。この結果トータルは、ベンゼンが0.2%増の223万5,000トン、トルエンが4.6%増の77万4,000トン、キシレンが3.3%増の236万5,000トンになったと結論されている。
 一方の下期の内需については、ベンゼンが引き続きスチレンモノマーやフェノールのプラントの定修が作用して前年同期比3.6%マイナスの209万9,000トンになると予想されている。キシレンもパラキシレン設備の稼動が後半に低下する見通しにあるため同0.9%縮小して243万2,000トンになるとの予想だ。しかしトルエンは、不均化向けの好調が持続するので7.4%増えて86万6,000トンになると推定されている。
 輸出入バランスは、どの製品も上期と同じパターンをたどると見られている。その結果、総需要量はベンゼンが3%減の220万トン、トルエンが7.2%増の85万トン、キシレンが1.2%減の244万3,000トンになると予想されている。

http://www.c-nt.co.jp/data/miti/f200022.html">2000年下期需要見通し(表)