2000年07月10日
エチレンの下期の必要量は前年比98.4%
石化基本問題懇が石化製品の見通しまとむ 
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 石油化学産業基本問題懇談会の需要動向研究会は10日、エチレンならびに主要誘導品の今年上期(1~6月期)の需要実績見込みと下期(7~12月期)の需要見通しを明らかにした。
 それによると、エチレンの上期の需要は、内需が一般景気の持ち直し傾向に支えられて着実な伸び(前年同期比2.8%増)を遂げて311万6,700トンに拡大した反面、石化製品全体のエチレン換算輸出入バランスの出超数量が大幅に縮小したため、合計では前年同期を2.3%下回る371万4,300トンにとどまったとされている。出超量は、前年同期の77万500トンから59万7,600トンに縮小したが、これは、前年同期の実績が著しく高い水準であったことに対する自然減の発生に加え、原料高によって輸出先国の間に買い控えの動きが広まったせいと見られている。
 対する下期の需要については、内需が引き続き底固い動きを示して1%増の325万1,700トンとなるものの、輸出入バランスの出超規模がアジアや中東の新・増設プラントの相次ぐ稼動開始の影響で引き続き縮小すると予想されている。下期の出超量は、前年同期の74万2,000トンが64万7,300トンに減ると想定されている。この結果トータルでは、前年下期を1.6%下回って389万9,000トンになるとの見方が取られている。
 この予想通りに推移すると、今年のエチレンの総必要量は、上期に積み増しされた在庫(3万300トン)を加えて764万3,600トンということになる。昨年のエチレンの総生産量は前年比109%の768万6,900トンであったので、今年は0.6%減ということになる。

http://www.c-nt.co.jp/data/miti/f200021.html">2000年下期需要見通し(表)