2000年07月06日
西欧のエチレンセンターの春の定修が概ね完了
残るはダウ・スペイン工場、秋には再びラッシュ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 わが国エチレンセンター筋の調査によると、西欧各地で相次いでいたエチレンセンターの春の定修が先月下旬をもって概ね完了した。残るはダウ・ケミカルがスペイン・タラゴナで6月10日から定修・運休中の年産52万トンプラントだけとなっている。これも7月末に再稼動する見通し。
 今年は、はからずも西欧でエチレンセンターの定修が集中する年となっており、3月以降の春季に定修のため運休したエチレンプラントは合計7社・7基におよんでいる。この間の休止設備能力は合計で36万8,000トンに達したと見られている。
 例年にない大きな規模であり、このため同地域ではにわかにオレフィンの需給が逼迫、エチレンセンターや誘導品メーカーの多くが急遽、韓国やタイなどアジア地域のセンターからスポットでオレフィンを調達して急場を凌いできたといわれる。
 “にんにく戦争”のしわ寄せを受けて大きく下落すると予想されていたアジア地域のオレフィンのスポット相場が、実際には小幅の下降にとどまってきたのは、こうした事情にもよると見られている。 このあとの夏場は西欧でも定修の計画はない。しかし、九月からは秋季の定修が相次ぐ見通しにある。合計5社がそれぞれ一ヵ月半から二ヶ月の定修・運休を計画している。合計30万トンていどがシュートする公算が強い。