2002年02月25日
日本ユニペット、PET樹脂設備の増設完了
26日に現地・岩国で竣工式
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ユニペット

 日本ユニペットはかねて岩国工場内でボトル用PETレジン(樹脂)の製造プラントの増設工事を進めていたがこのほど完工、このため26日に現地で竣工式を開き、合わせて本格運転にも入ることになった。
 
 今回完成したのは、年産3万3,000トン能力の第6号機。この結果、同工場の総設備能力は同7万7,000トンに拡大した。ただし同社では、新プラントの操業が軌道に乗った時点で、生産効率の低い同1万1,000トン能力の第1号機を止めて廃棄することにしている。したがって、同工場の新規総生産能力は、差し引き同2万2,000トン増の6万6,000トンとなる。
 これによって、同社は、最近における同樹脂の需要の予想以上のテンポの拡大に機敏かつ効率的に対応していける体制を整えることになる。

 同社では、この岩国のほか三重県四日市(同社四日市工場)と新潟県鯖江(委託先の越前ポリマー本社工場)の両地区にも同樹脂の生産拠点を持っている。設備能力は前者が同4万6,000トン、後者が同2万8,000トン。したがって、これまでの総設備能力は同11万8,000トンであったが、これが今回のビルド・アンド・スクラップで同14万トンに改められることになる。日本全体のボトル用PET樹脂の総設備能力のおよそ36%を占める。