2000年06月29日
MMAモノマー需給タイト化、アジア市況一段の上昇へ
3Q1,400ドル乗せも、玉不足状態が懸念
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 MMA(メチルメタアクリレート)モノマーは、全世界的に需給タイト化が進んでおり、アジア市況も一段の上昇から3QにはCIF・トン1,400ドル台に乗せる公算が強まっている。
 MMAモノマーのアジア市況は、昨年3Qには900ドル台に低迷していたが、需給タイト化を背景に上昇、4Q1,100ドル、今年1Q1,150~1,200ドル、2Qは1,200~1,300ドルとなっている。
 メーカー筋では、MMAモノマーは、各国でのPMMA、シート、エマルジョンをはじめとした既存用途が好調に推移しているのに加え、昨年から透明ABS向けに旺盛な引き合いとなっていることが、需要を押し上げていると見ている。
 またこうした中で、日本をはじめアジア各国での定修が相次いでおり、当初予定されていた台湾FPCの新プラントの稼働開始が遅れるなど、玉不足状態の懸念も出始めている。
 一方、原料面では、ナフサ、アセトンなど引き続き高値で推移しており、またメタノール価格の急騰もあり、コストプッシュも顕在化している。
 こうした状況から日本メーカー各社でも、輸出を削減するなど国内ユーザーへの安定供給に追われる状況となっており、現在の需給・コスト両面からアジア市況の上昇は続くと見ている。しかし、急激な上昇は市場秩序が混乱するとしており、慎重に対応していくことになるとしている。