2000年06月26日
シックハウス検討会、室内濃度指針値などの中間報告まとむ
新たに4種類の化学物質も策定の対象に
【カテゴリー】:行政/団体
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 厚生省は26日、「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」の第3回会合を開き、同問題に関する中間報告書案について審議を求め、同意を得た。
 これは、過去2回にわったって同検討会が進めてきた揮発性有機化合物(VOC)の室内濃度の指針値に関する論議の内容について厚生省が最近募集したパブリックコメントの結果と、この日に厚生省が示した今後の指針値策定案--などを審議した結果を同検討会の意見としてとりまとめたもの。
 同報告書のポイントは、(1)室内汚染に係わるガイドラインとして、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼンの3種類の化学物質の室内濃度に関する指針値と、室内空気中のホルムアルデヒドとその他揮発性有機化合物の採取ならびに測定方法を設定し、関係筋に実行を促すこと(2)これら以外のVOCについても引き続き指針値の策定を進めていき、また、補完的指標としてTVOC(総揮発性有機化合物)の指針値策定の方法についても検討していく--の2点。
 前者については、前回の検討会で合意された室内濃度指針値を正式に決定することにされた。すなわち、すでに室内濃度指針値を設定しているホルムアルデヒド(1立方メートル当たり100μg)に加えて、トルエンの場合は同260μg、キシレンは同870μg、パラジクロロベンゼンは同240μg--をガイドラインとすることになる。
 一方後者については、エチルベンゼン、スチレン、フタル酸エステル、クロルピリホス--の4物質を新たに個別指針値策定の対象に取り上げることが取り決められた点が注目される。具体策はこれから厚生省が原案を煮詰めていく。