2000年06月16日
新化学発展協会、独創的な7研究に「奨励金」贈呈
電子情報、ライフサイエンスなど、応募は116件に
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 新化学発展協会は15日の総会で、12年度の研究奨励金贈呈式を行い、独創的な研究に取り組む北陸先端化学技術大学院大学の白川英二助教授ら7氏に奨励金を贈った。
 同制度は、あらかじめ同協会が研究課題を設定し、若い研究者、学生たちに“挑戦”してもらおうという仕組み。12年度は電子情報技術やライフサイエンス分野で7課題を取り上げ、具体的な研究テーマや計画を公募していた。応募件数116件の中から審査して次の7氏およびチームに奨励金(1件当たり150万円)を贈った。

課題1:独創的な反応場制御による高効率・高選択的な触媒反応を利用した化学物質の新規な製造法に関する研究<先端科学技術分野>
白川英二(35歳)北陸先端化学技術大学院大学材料科学研究科助教授
「ポリマーキャビティを反応場として用いる種々の高選択的触媒反応の開発」

課題2:新材料創製のための機能材料における自己組織化に関する計算科学的研究<先端化学技術分野>
新戸浩幸(29歳)京都大学大学院工学研究科化学工学専攻 助手
「種々の環境下における両親媒性分子の自己組織化の計算機シミュレーション」

課題3:自己組織化による機能材料創製に関する研究<新素材技術分野>
花泉 修(38歳)東北大学電気通信研究所 助教授
「フォトニック結晶の自己形成と発光材料との融合技術の研究」

課題4:光情報処理機能を発現する材料に関する研究<電子情報技術分野>
染谷隆夫(31歳)東京大学 先端化学技術研究センター講師
「次世代超高密度光メモリー応用を目指した青紫色面発光レーザに関する研究」

課題5:クラスターやナノ粒子を機能ユニットとしたナノデバイスに関する研究<電子情報技術分野>
米村弘明(35歳)九州大学大学院工学研究科材料物性工学専攻 講師
「スピンを持つ半導体ナノ粒子を組織化した薄膜における光特性の磁場制御」

課題6:細胞・組織における生体反応および生体機能性素子の可視化技術の開発とその応用に関する研究<ライフサイエンス技術分野>
菊地和也(34歳)東京大学大学院薬学系研究科薬品代謝化学教室 助手
「新規蛍光プローブを用いた生体機能性素子の可視化解析と有用物質の効率的スクリーニング」

課題7:ゲノム情報を活用した有用物質の創製、生産に関する研究<ライフサイエンス技術分野>
津本浩平(32歳)東北大学大学院工学研究科 助手
「ゲノム情報に基づく蛋白質機能構造の実験的検索と生産に関する研究」