2000年06月05日
ブタジエンアジア市況反転、400ドル水準に
ABS樹脂、合成ゴム向け引き合い急回復
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 価格軟化が進んでいたアジアのブタジエン市況だが、ここへきてABS樹脂向けに引き合いが急回復、市況も反転し強含みの展開に一転している。
 メーカー筋によると、今月にはいって台湾・韓国ユーザーからの引き合いが回復、現在はCFR・トン400ドル水準の商談がきているという。
 アジアのブタジエン市況は、原料高騰、米国でのコントラクトプライスの上昇もあって、3月にはCFR・トン500ドルを超えるまで上昇していた。しかし、4月以降、ABS樹脂、合成ゴムメーカーが相次いで減産を実施したこともあり、一転して弱含みとなり5月上旬には300ドル台前半にまで軟化していた。5月にはいっても中国の連休などもあり、欧州からの引き合いはあったものの、アジアスポット市況の下支えになるほどの状況にはなく、軟化傾向が続いていた。
 しかし、ここへきてエチレン、プロピレンなどオレフィン市況が反転していることもあり、ユーザーも先高観から玉手配に動いているとの見方もされており、メーカー側ではABS樹脂、合成ゴムの在庫水準に注視していきたいとしている。