2000年05月23日
ANアジアスポット市況続伸、1,000ドル越え
原料再上昇で、先高観強まる
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 先高感が続いているAN(アクリロニトリル)のアジア市況だが、業界筋によると、スポット市場でついにCFR・トン1,000ドルを超えた商談が成立した。
 中国、インドなど一部地域での商談成立となったものだが、ナフサなど原料価格が再び上昇に転じたこともあり、アジア全域でも900ドル台後半と再び先高観が強まっている。
 ANのアジアスポット市況は、昨年夏前には300ドル台後半にまで軟化していたが、8月以降上昇に転じ、年末には800ドル台、今年3月には900ドル台に達している。
 4月以降は、原油・ナフサ価格の一服感もあって、ABSメーカーを中心に値下げ要求が強まっていたものの、玉不足から需給バランスがシュート状況で推移していることもあり、900ドル台での推移が続いていた。
 しかし、ここへきての原料の再上昇から先高観が広がっており、スポット市況も一段上昇、1,000ドルを超える取引が出始めたもの。
 業界筋では、台湾FPC(年産20万トン)、米国ソルーシア(25万トン)の新増設が出揃う年末までは、強含みの展開が続く公算が強いと見ている。