2000年05月22日
日本油脂とBASFコーティングス、塗料事業合弁で合意
10月1日付で両社出資の日本アールエムに事業譲渡
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:BASF、日本油脂

 日本油脂は22日、独・BASFコーティングスとの間で、両社の折半出資合弁会社「日本アールエム」に塗料事業全般を譲渡することで合意した、と発表した。
 日本アールエムの資本金を現行の3億3,600万円から約100億円に増資引き受けを実施、10月1日に合弁事業を開始、数年後には500億円程度の販売を目指す。
 取締役は日本油脂から3名、BASFコーティングスから3名の計6名(内非常勤各1名)とし、社長には日本油脂、副社長にはBASFコーティングスより指名する。社員は両社出向および日本あるーエム社員で構成、約480名を予定する。
 両社では、顧客のグローバル化に対応し、塗料事業の国際競争力強化、グローバルサプライヤーの地位を強化するため、昨年12月にLOI(趣意書)を締結、国内における塗料全般にわたる合弁事業につき検討を進めてきた。
 今回の事業合弁により、国内における日本油脂の実績および技術、欧米におけるBASFの技術を融合、相互補完することによりグローバルサプライヤーとしての地位確立を目指すとしている。