2000年05月16日
下期の豪州向けか性ソーダ輸出価格、米国の動向に注目集まる
EDC価格下げ圧力で、か性ソーダ市況建て直しも
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 豪州(オーストラリア)向けか性ソーダの下期の輸出価格交渉がまもなく開始されるが、アジア向けEDC(二塩化エチレン)価格に下げ圧力が強まる一方、米国のアルカリも弱含みとなっていることから、米国メーカの動向に注目が集まっている。
 豪州のアルミナ向けか性ソーダの輸出価格は、1~6月、7~12月と半年単位で、主に米国メーカーとの間で決められている。今年の上期はCFR・トン130ドルと前期である1999年下半期の75ドルから55ドル上昇しているが、1999年上半期が150ドルであったこともあり、値戻しによる上昇とされている。
 まもなく下期の交渉が始まるが、米国では基準となるか性ソーダのガルフスポット価格が軟化している一方で、塩素誘導品であるEDC価格もアジアでのPVC、VCM価格の軟化から下げ圧力が強まっており、ECU確保のため、か性ソーダ市況を維持する動きに出る可能性もあると見られている。
 また、原油の高止まりなどによる電力コストアップから米国のクロールアルカリ事業の採算悪化が進んでいるとされていることからも、塩素誘導品、か性ソーダの市況建て直しが期待されている。