2000年05月15日
メタノールの国際市況高騰続く、トン210ドル台に
原油、天然ガス価格に連動、一部のプラントトラブルも影響
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 メタノールの国際市況高騰が続いているが、米国スポット価格は4月末トン当たり200ドルに乗ったのに続いて、5月中旬には210~215ドルとさらに上昇をみせている。米国では国際原油価格の上昇に伴い、天然ガス価格が高騰しており、メタノール市況もこれに連動しているとみられる。米国の天然ガス価格は、不需要期にもかかわらず、なお100万BTU当たり3ドル台と高止まり状態にある。
 日本のメタノール各社はほとんどをコントラクトで購入しているため、現在のところ直接高騰の影響を受けていない。しかし、スポット価格の高騰が続けば、長契価格に反映されることは間違いないとみられる。
 また、国際市況高騰のもう1つの理由として、海外大手メーカーの相次ぐ運転トラブルがあげられている。南米トリニダードトバコ(年産85万トン)、イラン(同66万トン)などの新プラントも運転は不調といわれ、このため需給はタイト状態にある。今秋まで続くとの見方が有力だ。