2000年05月15日
三星BP、5月の酢酸プラント定修を延期へ
マレーシア立ち上げ遅れる、需給タイト化で玉確保
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 韓国の酢酸メーカーの三星BPは、好調な引き合いから酢酸の需給タイト化が進む中、マレーシアでの新設プラントの稼動開始が遅れていることもあり、毎年5月に実施している定修を今年はスキップする模様だ。
 業界関係者筋によると、マレーシアに建設を進めてきた酢酸年産45万トン設備は完成しているものの、ユーティリティなど関連設備の建設が遅れている。こうしたことから、当初予定されていた1月の稼動開始が7月に遅れるとされていたが、このままでは4Qにずれ込むと見られており、同社では韓国の生産拠点である三星BP年産35万トン設備の定修をマレーシア設備の稼動が開始するまで延期する意向とされているもの。
 アジアでは、セラニーズもシンガポールにおいて7月に年産45万トン設備を稼動させるが、誘導品向けに他社からの玉スワップの返却玉がある一方、ブラジルの設備を休止するなどのリプレイスにより、当面はアジアの需給バランスへの影響は少ないと見られていた。こうした中で、BPマレーシアの稼動が延期されたことで、アジアの需給は年内はタイトに推移するとの見方が強まっている。