| 2002年02月18日 |
| 南米からもアジアにエチレンが流入 |
| 北米の石化製品の需給の緩みが影響 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
わが国のエチレンセンターや大手商社によると、アルゼンチンやメキシコなど南米からもアジア地域の市場にエチレンが流入しはじめた。サウジアラビアやUAEのボルージュなど中東勢に続いてのアジア市場への参入の動きであり、日本の石化企業の多くは、この動きが短期に終息する性格のものなのかどうかに強い関心を寄せている。 南米の石油化学企業がアジア地域にエチレンを輸出してくることはこれまではほとんどなかった。距離が遠くてフレートがかかり過ぎるためで、このため各国とも余剰製品の多くを専ら北米に回してきた。それでもなお消化に困るときも、せいぜい西欧に振り向けるにとどまっていた。 それが最近は、一回につき5,000~6,000トン単位で台湾、インドネシア、フィリピンなどのアジア市場に持ち込みつつあるという。これは、北米市場における石油化学製品の需要不振が予想以上に長期化していることによるもので、2月から3月にかけての納入分として都合3~4船分が契約されている模様。、 いまのところアジア地域には、エチレンを輸入しなければ誘導品の生産に支障が生じる国がいくつか存在している。したがって、南米からのエチレンの流入によってただちに同地域全体のオレフィン需給と相場に混乱が発生することにはなっていない。あとは、北米の需給バランスが今後どうなっていくかがポイントとなる。 |