2000年05月02日
ブタジエンのアジアスポット市況、400ドル割れ
合成ゴム減産、原料価格軟化で
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 市況軟化傾向が強まっているブタジエンのアジア市況だが、ここへきて一部CFR・トン400ドルを割り込んだ取引が出始めている。
 商社筋によると、主要誘導品のSBR、BRなど合成ゴムに減産の動きが広がっており、
先安感から300ドル台後半での交渉が行われているという。
 ブタジエンのアジア市況は、昨年春先には260~260ドルで推移していたが、7月には300ドル、10月に400ドル、2月には500ドルを超え、3月上旬には520ドル前後にまで約半年で倍に上昇していた。しかし、原油、ナフサなど原油価格が下降する一方、台湾など大手ABS樹脂メーカーを中心に減産の動きが広がったことから一転して下降に転じたもの。
 業界筋では、欧州などから引き合いはあるものの、アジアスポット市況の下支えになるほどの状況ではなく、エチレン、プロピレンなどオレフィン全体に軟化傾向があることもあり、昨年夏以来上昇が続いていたブタジエンもしばらくは弱含みの展開が続いていくと見ている。