2000年04月14日
SM、アジア市況軟化で韓台勢が米国向け輸出を拡大
【カテゴリー】:海外
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 スチレンモノマー(SM)のアジア市況は一時トン当たり1,000ドルを超えていたが、ここに来て900ドル台前半まで軟化している。このため韓国・台湾勢は、1,000ドル台を維持している米国向けの輸出を増やしている模様だ。
 SMのアジア市況は年初から急速に上昇、2月には950ドル前後となり、3月に入ると半ばには1,000ドルを突破した。原油、ナフサの急騰、また設備トラブルが相次いだことなどが主な要因だが、商社筋によると最近は「あまりに急騰したため中国などのPS(ポリスチレン)、ABS樹脂メーカーの中には買い控えている所もでている」のが現状。
 こうしたことから韓国勢および2月頃から第2系列の稼動を開始した台湾化学繊維(FCFC)などは、需要堅調で1,000ドル台を維持している米国向けの方が手取りが良いと判断、7月着の輸出は増える見通しだ。
 一方で、中国市場の在庫も減ってきているのは事実であり、今後PS、ABS樹脂の需給がタイト化して市況が上昇してくれば、これにともなってSM市況も上昇してくるとの見方が強まっている。