2000年04月05日
シックハウス(室内空気汚染)問題で検討会が発足
5日に初会合、トルエンなどで濃度指針を検討へ
【カテゴリー】:行政/団体
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 厚生省生活衛生局は5日、林祐造・北里大学薬学部客員教授を始めとした専門家10人による「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」を発足させて第一回会合を開いた。
 同局が今回同検討会の設置に踏み切ったのは、近年、化学物質による室内空気の汚染が社会問題の一つとして取り上げられるようになり、また、同局が平成9年度と10年度の2度にわたって実施した汚染実態調査の結果で一部の家屋での汚染が高レベルに達している点が明かになったこともあって、必要な対応の検討を専門家に委ねるべきと判断したことによる。
 当日の第一回会合では、始めに同局が、(1)室内空気汚染に係わる室内濃度指針値の検討(2)室内空気中の化学物質の測定方法の検討(3)室内濃度指針値に基づく今後の対策の検討--の3点を主要課題にして論議を進めてほしいと要請、各位員ともこれを了承して早速意見交換に入った。
 その結果、先ずはトルエン、キシレン、パラジクロロベンゼンの3物質に対して室内濃度指針値を設定することが大切との点で意見が一致した。今後は、室内空気中のこれらの化学物質の測定方法も含めた具体策について論議を深めていくことになる。次回の会合は4月27日となる。それまでの間に事務局の生活衛生局の担当者が各委員との間で基本的な意見調整を進めていくことになろう。したがって、27日の会合ではかなり詳細な内容のたたき台が示されてそれを踏まえての論議が展開されると見られる。
 その場合トルエンに関しては、WHOが示しているガイドライン(1立方メートル当たり260マイクログラム)が、またパラジクロロベンゼンでは厚生省の耐容平均気中濃度(同590マイクログラム)が参考にされよう。