2000年03月16日
アセトンのアジア市況反転、600ドル前後に
日本サプライヤー100ドルアップの700ドル目指す
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 アセトンのアジア市況が今月に入って反転、前月に比べて10~20ドル上昇したCFR・トン600ドル前後での取引となっている。日本サプライヤーでは、原料高騰による採算悪化が進んでいることから、さらに100ドルアップの700ドルへの引き上げを目指して交渉を強めていく方針だ。
 アセトン需要は、主力誘導品のMMA(メチルメタクリレート)モノマー向けに好調な引き合いとなっており、溶剤向けも堅調に推移している。こうした状況から昨年は年初に400ドル前後であったものが徐々に上昇、12月には650ドルに上昇していた。しかし、米国での大型増設もあって1月にはアジアに玉が流入、600ドル前後へ軟化していた。
 しかし、原油をはじめとした原料高騰によるコスト上昇から、アセトンメーカー各社の収益悪化が深刻化、ここへきて欧米メーカーも本格的に採算是正に動き始めている。とくに欧州では現在、MMA向け4月コントラクト交渉が本格化しているが、ポンド4~6セントの値上げが打ち出されている。
 なお、日本メーカー各社でも国内価格の引き上げに動き始めており、キロ10円での交渉が本格化してくるものと見られている。