2000年03月13日
SMアジア市況、ついに1,000ドル台に突入
今後定修の集中で先高感続く/国内4次値上げも検討段階へ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 このところ踊り場にあったSM(スチレンモノマー)のアジア市況が上昇、ついにトン当たり1,000ドルを突破した。さらに今後日韓を中心に定修が相次ぐことから、需給のタイト化に拍車がかかると見られており、市場にはなおも先高観が漂っている。
 SMのアジア市況は年初から急速に値上がりし、1月中に700ドル台を突破した後も高騰が続いた。今月初めには950ドル前後でやや落ち着き、踊り場を迎えたと見られていたが、先週再び上昇、ついに1,000ドル台に乗せた。
 こうしたことから国内のSM価格についても、先ごろようやく3次値上げが決着したばかりだが、各社とも4次値上げを検討せざるを得ない状況にある。
 PS(ポリスチレン)やABS樹脂のアジア市況も急上昇しているもののSMに追いついているとは言い難く、特にPSとSMの価格差は縮まっており、「このままでは瞬間的にSMとPSの価格が逆転する」(市場関係者)との声も出ている。また、国内SM価格が4次値上げに突入するとなれば、PSも3次値上げは必至の状況にあるが、川下の値上げが追いついていないのが現状で、SM、PSとも価格交渉は難航が予想される。