2000年02月21日
か性ソーダ、国内価格修正仕切りなおしの機運強まる
基礎素材としての安定供給確保、業界再編も進む
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 か性ソーダは、国内価格の低迷から採算悪化が続いているが、ここへ来て価格修正機運が強まってきており、一昨年から交渉が続いている値上げの仕切りなおしを求める声が強まっている。
 か性ソーダは景気低迷、市況軟化から各社ともに採算が悪化、塩素とのペアトンでも赤字体質が続いている。こうしたことから一昨年春に値上げが打ち出され、一部陥没価格の是正は実現したものの、依然として採算的に厳しい状況が続いている。か性ソーダの需要は昨年は過去2番目の生産を記録、今年に入っても堅調な引き合いが続いている。輸出についてもオーストラリア向け価格が1~6月はCFR・トン130ドルと前期比55ドルと7割以上も上昇、国内価格の低迷が顕著になってきている。
 一方、今年の塩素需要は、ここへ来て紙・パルプ向け漂白剤用途の代替が進行しつつあることもあり、減産が進んでいくことが予想されており、一段とか性ソーダの需給タイト化が進むと見られている。
 こうした中、か性ソーダの主要需要先である紙・パルプ業界で値上げが浸透しつつあることもあり、急速に値上げの仕切りなおしを求める声が強まっているもの。
 か性ソーダ各社では、一昨年からプレイヤーの減少、供給・物流面での大幅な再編が進んでおり、合理化を推し進めているものの、現在の価格水準では水面上に出るのは厳しいとして価格修正が必要としている。また、か性ソーダは基礎素材として大幅な値上げは望まないとしているものの、安定供給の面から健全な収益は確保したいとして、需要家への理解を求めたいとしている。