2002年02月06日
ソーダ-業界の「ガス拡散電極技術」に海外の関心、国内特許も80件取得
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:バイエル

 ソーダ業界が共同開発中の「ガス拡散電極・電解技術」に、海外の化学会社やエンジニアリング会社の関心が高まっている。開発チームの新化学発展協会ガス拡散電極技術開発室には、欧米やアジアの各国から技術内容の問い合わせや、シンポジウムへの講演依頼がきている。
 
 ガス拡散電極技術は、燃料電池に使用されている特殊な電極を電解プラント用に改良し、消費電力を大幅に削減しようというもので、海外でも一部のメーカーが研究中。しかし最終的に技術を確立したなどの情報はまだきかれていない。
 
 わが国では13年前から有志企業が集まり基礎研究に着手、現在は大型設備を使って電極の耐久性や品質評価など、実用化に向けたテストを行っている。3~4年後には実用化される見通しだ。
 
 使用エネルギーが40%削減できるなど大きな特徴をもっていることもあって、海外メーカーの関心も高く、同開発室にはこれまでに米国のヂュポン、ダウ・ケミカルをはじめドイツのバイエル、ウーデ、イタリア・デノラなど大手企業から相次いで問い合わせや照会を受けた。アジア地域でもインド、中国、シンガポールなどは熱心だという。
 
 開発室ではまだ実証運転を開始したばかりなので、今後の対応をきめていないが、いずれライセンスしていくことになるだろうといっている。国内ではすでに基本・応用あわせて112件の特許を出願、このうち約80件を取得、海外でも10件以上出願中だという。