2000年02月10日
日本ゼオン、VCM子会社山陽モノマーを6月末に解散
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成、新第一塩ビ、チッソ、日本ゼオン

 日本ゼオンは10日、VCM(塩ビモノマー)を手がける子会社山陽モノマーを解散する。同日開催した取締役会において、決議したもので、今年6月開催予定の山陽モノマー定時株主総会において解散決議を予定している。
 山陽モノマーの設立は昭和43年(1968年)3月。資本金は4億5,000万円で、日本ゼオンが55%、旭化成工業が25%、チッソが20%出資している。生産能力は年産23万トン。日本ゼオンは平成7年(1995年)7月にPVC(塩化ビニル樹脂)事業を新第一塩ビに営業譲渡しており、山陽モノマーの塩ビを新第一塩ビに供給してきた。
 しかし、新第一塩ビは今年3月末に水島工場の休止を決定していることから、出資3社で協議した結果、筆頭株主である日本ゼオンが山陽モノマーの全株式を買い取った上で、操業を停止することで合意したもの。なお休止時期は新第一塩ビ・水島工場と同じく3月末。