2000年02月09日
SM、アジア市況急騰で早ければ3月中にも4次値上げ打ち出しへ
ベンゼンなど原料も高騰/需給タイト続く
【カテゴリー】:海外
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 SM(スチレンモノマー)のアジア市況は、現在トン当たり920~930ドルと急騰しているが、一方でナフサ、ベンゼンなど原料価格も高騰しており、需給タイトな状況も含め、3月中にも国内4次値上げの実施を検討する動きが出ている。
 SMのアジア市況は、昨年10月初めに一度800ドルレベルまで上昇した後急落、12月初めには中国の買い控えなども見られ640ドルまで落ち込んだ。しかし今年に入り、欧米や中東における設備トラブルの影響もあり、1月下旬には1週間で100ドル前後の上げ幅を記録、現在は920~930ドルとなっている。
 一方で、原料ベンゼンは米国のスポット価格が137セント/ポンド、契約価格も130セント近くまで上昇、ナフサ価格の上昇とあいまって、SMメーカーの負担が大きくなっている。
 さらに昨年後半にアジア地域で相次いだ設備トラブル、あるいは隔年定修の実施が可能となったことから、定修直前のプラントでは触媒の活性が落ちて稼働率が上がらない状況であることなどにより、需給はタイトな状態が続いている。また旧正月明け以降は、中国の買いも活発化する見込みとなっている。
 こうしたことから4次値上げが検討されているもので、このままアジア市況が高値で推移した場合には3月にもキロ当たり15円前後の値上げが打ち出される見通しだ。