| 2000年02月09日 |
| 厚生省、新規人工甘味料を食品添加物に追加指定へ |
| 食品衛生調査会の答申を尊重、3月末までに手続き完了 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:なし |
厚生省は、アセスルファムカリウムを食品衛生法第六条に規定する食品添加物の一つに追加指定することになった。3月末までに必要な手続きの作業を完了する考え。 アセスルファムカリウムは、1967年にヘキストの研究者が開発した甘味料の一種。シゲテンとスルファミン酸を適切な条件で反応後、三酸化硫黄との環化反応を経て水酸化カリウムで中和し結晶化することによって合成される。その安全性については、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議において慎重に検討され、その結果、ADIを1日当たり体重1キログラムにつき0~15ミリグラムとすることでコンセンサスが得られている。 このため現在では、米国、EU、カナダなど90もの国で甘味料として使用されている。わが国ではこれを武田薬品とヘキストの子会社のニュートリノバ社とが企業化することを計画し、厚生省に対して、食品衛生法が規定する食品添加物に追加してほしいと申請していたもの。 今回同省が追加指定に踏み切ることにしたのは、さる7日に開催された食品衛生調査会の毒性部会と添加物部会において専門家から安全性に問題がないとの報告が行われたため。現在わが国で甘味料として食品への添加が認められているものは、アスパルテーム、キシリトール、グリチルリチン酸二ナトリウム、サッカリン、サッカリンナトリウム、D-ソルビトール、N-アセチルグルコサミン、カンゾウ抽出物、D-キシロース、ステビア抽出物などがある。アセスルファムカリウムは、ショ糖の約200倍の甘味度を持ち、また、耐酸性や耐熱性などにも優れているという。 |