2000年02月07日
フィリップス/シェブロン、化学事業を統合~世界有数の石化メーカーに
生産能力はエチレンで世界5位/PXで3位/SMで7位
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 米フィリップス・ペトローリアムとシェブロン・コーポレーションは現地時間の7日、両社の化学事業を統合した折半出資会社を設立することで合意した、と発表した。新会社は、エチレン、ポリエチレン、SM(スチレンモノマー)、パラキシレンなどの製品において世界有数のメーカーとなる。
 新合弁会社は本拠地をヒューストンに置き、従業員は6,000名、総資産は61億ドル規模となる。今後両社の取締役会および関係官庁の承認を経て年央の手続き完了を目指す。合弁会社の事業内容は、シェブロンのオロナイト事業を除いた両社の全化学事業で、それぞれが8,000億ドルの短期借り入れを実施、計16億ドルの資金を調達する。
 今回の化学事業統合と、すでに発表している工業用ガス処理およびマーケティングの合弁会社デューク・エナジーの設立により、フィリップスは負債資本比率を45%から約31%まで減らすことができると見込んでいる。さらにこれら合弁会社の事業を1999年の相当する事業と比較した場合、ROCE(Return on capital employed)はパーセント表示で2ポイント増加するとしている。さらに同社の試算では、これらにより2000年に4%、2001年には12%の増収する見通し。
 新会社の主な石油化学製品の生産能力は、エチレン年産約372万トン(82億ポンド、世界5位)、ポリエチレン年産約250万トン(55億ポンド、世界4位)、芳香族製品約335万6,000トン(74億ポンド、パラキシレンで世界3位)、アルファオレフィン約72万6,000トン(16億ポンド)、SM約77万1,000トン(17億ポンド、世界7位/北米2位)、スチレン系樹脂54万4,000トン(12億ポンド)以上などで、このほか合計4万5,000トン(1億ポンド)のスペシャリティ製品を有する。これらの事業の収入を、シナジー効果などを考慮せず1999年レベルで計算すると60億ドル近い規模になる。
 シナジー効果について両社は、購買、物流、在庫、生産効率化、組織の改革などの改善により最低でも1億5,000万ドルを見込んでいる。また従業員6,000人のうち600人は削減する予定。

事業統合プレゼンテーション資料(両社とも同一資料)
http://www.phillips66.com/newsroom/Images&Charts/chemicalsummary.htm>フィリップス

http://www.chevron.com/newsvs/pressrel/2000/Presentation/sld001.htm>シェブロン