2000年02月03日
現代石化とサムスン、それぞれが内外企業の資本参加を検討
2月中にそれぞれが主要金融機関に構造調整計画提出
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 現代石油化学とサムスン綜合化学は、先ごろ石化事業統合、いわゆるビッグ・ディールが不成立に終わったことを受けて、それぞれが外資企業の資本参加を検討し始めているが、さらに国内の石油化学メーカーの参加も検討していく方針だ。このため早くも、SKや湖南石油化学、大林産業、ハンファ石油化学などの動向が注目されつつある。また両社はそれぞれ、今月中に債権銀行に対し、構造調整計画を提出する予定。
 韓国の現地紙によると、サムスン綜合化学、現代石油化学および全国経済人連合会(日本の経団連に相当)は1日、緊急会議を開催し、(1)石油化学事業部門を系列会社から分離して、経営権を放棄する。(2)内外企業の誘致や事業部門別の資産売却などを通じて、過剰施設や負債を解消する。(3)債権団の貸出金の出資転換(持分の26%)を要求しない。(4)具体的な構造調整策を債権金融機関に提出して合意を得るなど、4つの原則を決定した。
 これにともない現代石油化学、サムスン綜合化学はそれぞれ今月中に主要債権銀行(現代石油化学は韓国外換銀行、サムスン綜合化学はハンビット銀行)に構造調整計画を出す予定。また過剰投資と負債に関する損失は、既存の大株主などが一定部分を分担すると見られる。
 なお全国経済連合会の関係者は、債権金融機関が今年上半期中に構造調整計画を決定する予定であると話している。
 また韓国には、財務状況が不健全な企業に対し、債権団が経営権を取得して再生させる、「ワークアウト」という制度があるが、現代石油化学およびサムスン綜合化学には適用されない。ただしハンビット銀行は、適用外の企業を対象に出資転換を行う方針を明らかにしており、その中にサムスン綜合化学を加えることを決めたもようだ。