1999年12月28日
米ダウ・ケミカル、SciQuest.comとラボ資材の商取引を決定
研究所の生産性向上、より優位な購買システム構築
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 ダウ・ケミカル日本は28日、米国のザ・ダウ・ケミカル・カンパニーはSciQuest.com社と数年契約を締結し、研究所などで使用する科学機器や資材をインターネットを通じてSciQuest.com社のウェブサイトのみから購入する、と発表した。
 この契約は、ダウが日常業務を可能な限り電子商取引に統合する方針によるもので、グローバルな流通を目指すもの。また、同時にダウはSciQuest.com社の株式も取得した。
 同社のグローバル購買担当副社長のゲアリー・ビューリンク氏は、「ダウはSciQuest.com社を通じて、世界中の8000社以上からの関連製品情報を検討することができる。購買力を統合することは、より低価格で購入でき、より優位な購買システムを構築できる。しかし、第一の理由はダウの科学者がより効率的に働けるようになり、研究所の生産性が高められることを成果として期待している。ある調査によると、研究者は10%以上の時間を膨大なカタログの中から研究に必要な資材や消耗品を探すのに費やしている。」と語った。
 SciQuest.com社とのパートナー関係は同社の包括的な電子商取引戦略の一部と位置付けられており、非製造物やサービスなどの調達ではアリバ社のソフトウェアを基にしたDow e-Martを導入している。また、顧客がオンラインで電子商取引機能を利用できるよう機密保護機能で守られた顧客別のエクストラネットであるMy Account@Dowの開始も発表している。
 同社の最高情報技術責任者のデーブ・ケプラー氏は、「ダウはグローバルにSAP共通コンピュータープラットホームを運用しているため電子商取引では優位な立場にある。現在、我々は情報技術において築いてきた能力を伸ばし、顧客やサプライヤーとの相互関係を強化していくことに注力している」と語った。