2002年02月01日
朝日ラバー、日亜化学とライセンス契約 白色発光デバイス特許で
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日亜化学

 朝日ラバー(伊藤巌社長、さいたま市 048-650-6056)は日亜化学工業(小川英治社長、徳島県)が保有するGaNを用いた青色LEDを白色光に変換する白色発光デバイスに関する特許の実施許諾に関し、ライセンス契約を締結したと31日、明らかにした。
 
 朝日ラバーは日亜化学より白色発光デバイスに関する日亜化学保有の特許の実施許諾を受け、日亜化学製青色LED(発光ダイオード)に朝日ラバー製ゴムキャップ(商品名・LEDホワイトキャップ)を組み合わせることにより純白色、青白色、緑白色、など様々な白色光に変換できる白色発光デバイスの提供が可能になったとしている。
 
 朝日ラバーが開発したゴム製品「LEDホワイトキャップ」自体は日亜化学保有の特許には抵触しないが、青色LEDとの組み合わせによる白色発光技術は、日亜化学保有の白色発光デバイスに関する特許には抵触し、この回避が困難であるとの判断から特許の実施許諾を受けた。
 
 具体的には、朝日ラバーはコア技術のひとつである精度の高い色調管理技術、調色技術を応用し、車載照明、情報通信機器、表示機器等の照明に対する厳しい要求にマッチした白色発光デバイスを供給する。白色光のカラーバリエーションは500以上。