1999年12月14日
アジアのプロピレン、コントラクト価格交渉が難航
PPメーカーなど需要家の減産が影響
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 大手商社やエチレンセンター筋によると、わが国のエチレンセンター数社が台湾や東南アジア諸国のプロピレン誘導品メーカーとの間で進めている来年第一・四半期のプロピレンの価格交渉は双方の主張に大きな隔たりがあって難航している。わが国のエチレンセンターの中には契約を見送る方針を固めているところもある。
 現在(今年第四・四半期)のアジア地域のコントラクト価格は、台湾を例に取るとトン当たりCIF480ドルとなっている。しかし、スポット相場は先週半ばには350ドル前後まで下落しており、今後もしばらくこのレベルで推移する公算が濃厚となっている。ところが、PPなど誘導品のアジア地域における需要はここにきて後退傾向をたどっていて、多くの誘導品メーカーが減産に踏み切りつつある。このため同地域の需要家各社は、来年第一・四半期のコントラクト価格を大幅に引き下げるようにわが国や韓国のオレフィンセンターや商社各社に強く要求してきているところ。
 しかし、わが国のセンター各社は、原料ナフサが依然として高止まりとなっていることや円高が定着していることなどを考えるととても値下げできないとしている。こうしたことから、現在の膠着状態が解ける可能性は薄く、同期の取引はスポットベースとなる可能性が強い。