1999年11月30日
厚生省、廃棄物の排出事業者責任の徹底と規制強化へ
生活環境審議会廃棄物処理部会で具体策を年内にまとむ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

厚生省は30日、生活環境審議会の廃棄物処理部会を開き、「当面の廃棄物対策の在り方についての検討課題」を主題に審議を求めた。その結果、廃棄物対策の基本的方向については、“リデュース(排出抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の3点の推進によって廃棄物の減量化を図ることを基本とし、それでもなお排出する廃棄物については排出事業者責任の徹底と規制の強化による適正な処理を推進すべき”との点で意見の一致をみた。
 排出事業者責任の徹底については、特に産業廃棄物の適正処理の推進が重要と指摘している。産業廃棄物に関しては、不法投棄の件数が増加傾向をたどっている点と、焼却施設や最終処分場の設置が著しく不足している点などが大きな問題であり、官民ともにこうした問題の早期解決に早急に具体的な措置を講じる必要があると強調している。
 ついては、〓マニフェスト制度の見直し〓不法投棄対策の強化〓廃棄物処理センターによる施設整備の促進〓産業廃棄物の処理に係わる特定施設の整備に関する法律(産廃新法)の活用——といった施策が必要と指摘、民間企業が講じるべき対策と合わせて年内に具体策をまとめて来年早々の通常国会に関係法規制の改正案を提出することなどが望まれると結論している。厚生省では、12月中旬に再度同部会を開催してさらに論議を深める考え。