1999年11月29日
塩ビ樹脂12社の経常赤字増大
通産省まとめ、生産は2年ぶりに増加、売上高は大幅減
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 通産省化学課は29日、塩ビ樹脂メーカー12社の1999年度上期(四~9月)の収益状況をまとめたが、経常損失の合計額は86億円と、前年同期の68億円からさらに26.4%増大した。
 メーカー12社の上期生産量は119万8,000トン、前年同期比0.8%増と2年ぶりに増加した。中国向けなど輸出が40万6,000トン(前年同期比0.4%増)と引き続き好調だったこと、国内需要も80万1,000トン(同2.7%増)と2年ぶりに増えたのが原因。
 しかし、12社の塩ビ樹脂部門の売上高は893億円で、前年同期比12.9%の大幅減となった。国内市況の低迷が続いたためだが、一方ではこの間に原料価格が高騰、経営損失の一層の拡大を招いた。
 塩ビ業界は、1992年度決算で合計40億4,100万円の黒字を計上したが、以降毎年赤字が続いている。1999年度通期の見通しについては、先に行った価格修正が寄与すると見られるものの、原料価格もさらに上昇しているため予想がつきにくいと業界では言っている。


http://www.c-nt.co.jp/news/19991129.html" target=top>塩化ビニル樹脂製造業12社の塩ビ樹脂部門の収益推移
(表)