2002年06月07日
厚労省、協和香料化学に追加2物質回収命令
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:厚生労働省

 厚生労働省は7日、協和香料化学の食品衛生法違反事件について「茨木工場を調査した結果、新たに同法で使用が認められていない2物質(2-メチルブチルアルデヒド、イソプロパノール)を使用した添加物を製造、出荷していたことが判明した」と発表した。
 
 このため茨城県日立保健所は同日、協和香料化学からこの2物質を含む添加剤の製造と販売に関する報告書を徴収するとともに、同社に対して食品衛生法第22条の規定により、違反添加物の回収命令処分を行なった。
 
 協和香料化学(東京都品川区大井、平瀬明男社長)は、茨城県多賀郡十王町に同工場をもち、1992年から営業中。5月20日、厚労省に匿名の投書があり、立入検査したところ、食品添加物でる香料原料に食品衛生法で使用を禁止している「アセトアルデヒド」「プロピオンアルデヒド」「ヒマシ油」の3物質が含まれていることがわかった。今回新たに2物質判明したことで、違反添加物は5物質となった。