2002年06月11日
Jエナジー、住友製薬に医薬事業の一部営業譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ジャパンエナジー、住友製薬

 ジャパンエナジー、住友製薬の両社は11日、10月1日をめどにJエナジーの医薬事業の一部を住友製薬に営業譲渡することで基本合意に達したため、同日契約を締結したと発表した。
 
 譲渡対象は、Jエナジーが研究開発中のテーマに係る成果で、対価として住友製薬はJエナジーに一時金を支払うとともに、同研究テーマが医薬品として発売された場合、ランニングロイヤリティーを支払うとなっている。
 
 Jエナジーは、今年秋の持株会社制への移行を前に、経営資源の適正配分の観点から、医薬事業のあり方を検討してきた。その結果、これまでインターフェロン誘導剤などの研究で協力関係にあった住友製薬に医薬事業の一部を営業譲渡することにした。
 
 住友製薬は、循環器系、精神神経系、免疫系などを重点領域として研究開発の強化を図ってきた。免疫疾患を中心としてきたJエナジーの医薬事業を譲り受けることは、住友製薬にとっても事業発展にプラスになると判断した。
 
 なお、Jエナジーの医薬研究開発に携わる従業員は、希望で住友製薬に移籍できる。