2002年06月26日
圧電セラミックディスプレー、日本ガイシが10月にも製品化にメド
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:日立製作所

 日本ガイシは独自のマイクロセラミックス技術を使い、圧電セラミックディスプレー「セラムビジョン」「セラムボード」を開発、昨年12月から名古屋市交通局と地下鉄構内でデモンストレーションを兼ねたパネル装置を掲示していたが、このほど試験を終えた。本年10月をメドに製品化計画をまとめる方針である。
 
 同パネルは日立製作所、大広などの協力も得て製作、操作しており、今後も共同研究を進める予定。圧電セラミックディスプレーは微細なセラミックのアクチュエーターで画素を駆動する全く新しい表示方式。大画面でも高精細、薄型・小型パネルによる自由設計、高輝度かつ驚異的な広視角、超薄型(80インチで約150mm)、などを実現した画期的なディスプレーである。
 
 大勢の人が集まる公共空間で多目的に活用できるため駅、空港、ロビー、ショーウインドウなどに使われるとみている。
 
 構造は基本ユニットである9cm角の小型パネルをタイルのように並べる分割パネル。小型パネルには微細なセラミックのマイクロアクチュエーターが高密度に集積されている。大画面ディスプレーとしてLED(発光ダイオード)に比べ画素ピッチが2.8mmと3分の1以下で高精細(数カンデラ/〓から1,000カンデラ/〓)。1,670万色カラー表示で画像を忠実に再現。表示原理が電子放出による蛍光体の励起でないためCRTやPDP(プラズマ・ディスプレー・パネル)のように画面が焼きつかないなどの特徴がある。
 同社では試験データのチェック、コスト削減などを行い、製品化を急ぐ方針である。