2002年07月18日
汎用4樹脂の出荷、6月は再び全てが前年を下回る
輸出が引き続き軒並み縮小、国内向けも営業日数減で低調
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とポリスチレン)の6月の出荷実績は、いずれも前年同月を下回った。
 
 うちポリオレフィン3樹脂は2ヵ月連続の前年割れ。今年に入って4度目となる。輸出が前月に続いて大幅減となったのが響いている。輸出はLDPEが12%減、HDPEが5%減、PPが42%減となっている。中国からの引き合いが減ったのと、多くのメーカーが採算上成約を抑制したことによるものと見られる。
 一方の国内向けは、PPが1%増で引き続き前年を上回ったが、HDPEが2%、LDPEが1%それぞれマイナス成長となった。もっとも、6月の営業日数は前年より1日少なかった(3.8%減)ので、実質は5月に続いて前年同月を上回ったとの見方もできる。品種別では、主力の包装用グレードの前年に対する減少率が小さくなっている点が注目される。HDPEのフィルム用は2%減、PPのフィルム用も2%減、LDPEのフィルム用は1%減にとどまっている。うち、LDPEの一般フィルム用は前年並みまで回復している。LDPEのラミネート用にいたっては5%の増加となっている。他の品種では、LDPEの射出成形用の4%増、HDPEの射出成形用の6%増、PPの繊維用の11%増、PPの押出成形用の13%増--などが目を引く。PPの射出成形用は前年の横並び。
 また、PSの出荷も5月の6%増から一転して6月は再びマイナス成長となった。この場合も輸出の11%減が響いている。国内向けも全ての品種が縮小したため5%減となった。値上げ前の駆け込み需要の反動が出たとの見方が多い。
 
 各樹脂の6月の生産と出荷実績は以下の通り。かこ内は前年同月比。
 [LDPE]
 ▽生産    =134,000t( 92%)
 ▽国内向け出荷=128,900t( 99%)
 ▽輸出    = 13,400t( 88%)
 ▽出荷合計  =142,300t( 98%)
 ▽月末在庫  =339,000t(100%)
 
 [HDPE]
 ▽生産    =100,900t(109%)
 ▽国内向け出荷= 82,100t( 98%)
 ▽輸出    = 17,200t( 95%)
 ▽出荷合計  = 99,300t( 97%)
 ▽月末在庫  =207,300t( 97%)
 
 [PP]
 ▽生産    =189,400t( 95%)
 ▽国内向け出荷=207,600t(101%)
 ▽輸出    = 14,800t( 58%)
 ▽出荷合計  =222,400t( 96%)
 ▽月末在庫  =422,300t( 87%)
 
 [PS]
 ▽生産    = 83,100t(105%)
 ▽国内向け出荷= 74,000t( 95%)
 ▽輸出    =  8,800t( 89%)
 ▽出荷合計  = 82,800t( 95%)
 ▽月末在庫  = 75,500t( 60%)