| 2002年07月31日 |
| 中国地方都市、浙江・桐郷も企業誘致 |
| 工業用地、坪3,800円、人件費も安く上海から120km |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:なし |
中国が世界の「工場」、「マーケット」といわれて、米国、欧州、台湾などからの企業進出がこのところあわただしい。日本からの投資も昨年から急速にふえている。中国からの誘致も産業、金融ばかりでなく、サービス、住宅、環境ねどへの呼びかけを広げている。 そうしたなかで浙江省桐郷市の経済開発区への企業誘致、投資を求めて訪日経済貿易ミッションが来日した。人口65万人、面積723平方キロメートルの都市である同市は北の杭州まで65キロメートル、東の上海まで120キロメートル。東南に杭州湾をのぞみ、西北30キロメートルに太湖がある。温暖で農業が中心。杭州や上海に野菜などを供給している。 街の中心にある桐郷経済開発区は省級の重点経済開発区で浙江省と同市が建設している。国の大きな経済開発区に比べて、中規模ではあるが、地方都市だけに地価が安く、労働力も豊富。 桐郷経済開発区はすでに第1期(4.3平方キロメートル)、第2期(1.2平方キロメートル)が完了して台湾、香港、米国などから292件の参加があった。このうち日本からは12件。現地資本を含めて化繊、毛紡、製革、グラスファイバー、絹織物、電子機械などを生産している。市全体のGDPは2000年度で114億元(約1,505億円)、財投収入が7.8億元(117億円)となっている。 同ミッションは第3期(7.9平方キロメートル)の計画を進めるに当って、日本、韓国企業に参加を呼びかけようとしている。第3期計画は今後5年をかけて建設するもの。自動車、情報通信、新素材などのハイテク産業を望む一方でくつなどの革製品、ゴム・ベルト、住宅、環境といった従来型産業も歓迎している。経営コンサルタント、サービス業にも参加を求めている。企業の単独、合弁いずれの形態でも誘致し、金融についても優遇する方針。 優遇といえば50年間の使用権ではあるが坪当たり日本円で3,800円ていど。杭州の3分の1.所得税は5年間免除し、次の5年は半額とする。人件費は一般が月に7,500〜9,000円。技術者が10,000〜13,500円ていど。大学や短大卒は毎年2,000人ほど、現在の技術者は21,000人をこえていうるという。 団長の董苗虎・桐郷市副市長は「当市は知名度がまだ低いので、まず、知ってもらうことから始めている。電気や水道も充分あり、道路、港湾などのインフラ整備は急速に進んでいる。経済・立地条件は良好」と参加を呼びかけている。これまでの桐郷は「水郷の烏鎮」、「シルク織物」、「菊白の茶」で知られている。 |